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あやしい食虫植物園
初稿[2004/04/10]
改訂[2007/01/09]
ムジナモ (Aldrovanda vesiculosa)

Aldrovanda vesiculosa

lerf

flower



<分布>

日本:現在、自生していません。
世界:アメリカ大陸を除く世界各地に点在。

<概要>

一属一種の食虫植物。
浮遊性で根がなく、長さ10〜20cmで6〜8枚の輪生する捕虫葉を20〜30節もつ。
捕虫葉の先端は2枚貝状のわな型。
捕虫様式は2枚貝の様な捕虫葉で挟み採る、そうハエトリグサの水中版。
オーストラリア産は真っ赤に色づく品種があります。

欧州ではすでに知られていたムジナモを明治23年(1890)に東京府下小岩村(現江戸川区北小岩)で 発見したのは牧野富太郎です。

欧州ではほとんど咲くことの無いムジナモの花を観察し発表した事が、 おそらく日本で最も有名な植物学者である牧野博士を世に出したきっかけでした。

それからわずか100年余り、日本におけるムジナモの自生地は次々と消え、 最後の自生地となった埼玉県羽生市の宝蔵寺沼のムジナモ自生地は 昭和41年(1966)6月に国の天然記念物に指定されましたが、 翌年の台風でほとんどが消失し、栽培下にあったものを放流して維持しています。 

<栽培法> 難度:★★★☆☆

水草ですので水槽や瓶、睡蓮鉢などで栽培。
日照は全日。

<増殖法>

良く成長すると、次々と分岐し増殖します。






<コラム>

日本にはもう本当の意味でのムジナモの自生地がありません。 絶滅です。かろうじて栽培品が生き残り、後世へ伝えられています。

最後の自生地である埼玉県羽生市宝蔵寺沼ではムジナモ保存会の人たちが 一生懸命に復活させようとがんばっています。
その努力の結果、ふるさと切手シリーズで「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」が平成9年8月に発行されました。

基本的には日本のムジナモには品種的な違いは無いのですが採取された地点により、 宝蔵寺沼系・館林系・巨椋池系などの系統が流通しています。

(2004/06/26)
 奈良県のある堀に愛好家の方が、ムジナモを放流しています。
 それが自然繁殖を繰り返し、今や素晴らしい状態になっています。
 個人の成果なので場所は発表しませんが、見学の機会を持ったので写真を載せます。
 きっと昔はこんなところがたくさんあったのでしょうね。

     



(2004/07/26)
 豪州産の草体が赤く色づくタイプを入手しました。
 通常の3倍難しいと脅されています。

     




ムジナモ (Aldrovanda vesiculosa)栽培への道
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