[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」

あやしい食虫植物園
初稿[2005/01/17]
改訂[2007/12/03]

@ 器具・試薬の準備

無菌培養を行うに当たって色んな器具や試薬が必要です。

アマチュアがやる事ですから出来るだけ自作やホームセンターや普通の薬局で使用できるものを取り揃え、専門メーカーのような入手ルートを用いないようにしようと思いました。
が、一部のものはホームセンターで買うより専門メーカーの方が安価だったり性能が格段に違ったりするので、結局幾つかは購入しました。
細かいものは各章にて紹介し、ここでは主なものだけ示しましょう。


 1) 無菌箱は必要?


無菌培養なのだから無菌空間の保持は最低条件。

方法は幾つかある。

極端な事を言えば部屋の空間に霧吹きでアルコールや塩素系殺菌剤を吹いて、 コンロ等で上昇気流を作れば密閉空間なら何とかなる。
しかし、風呂場や自室にてそんなことをすれば、アルコールや塩素の臭いが立ちこめ、 カミサンのパンチが飛ぶに決まっている。

”君子危うきに立ち寄らず”安全上の問題で無菌箱を作ることにした。


無菌箱


<= 無菌箱です。
製作工程を示す必要が無いほど単純なもの。
要は収納ケースを横に寝かせ、前面上部にビニールを張っただけ。
これはこのまま各種無菌培養道具の収納に使っている


 

 2) 殺菌?滅菌?物語



無菌培養の参考書を読むと殺菌と滅菌と減菌は違うらしい。
単純に言うと殺菌は特定の菌を狙って殺す事、滅菌はある空間内の菌をすべて殺す事、 減菌はフィルター等で除去するなど殺さない方法であること。
みたいだ。

特に家庭で楽しむアマチュアには区別が不要とは思うが web検索などの為には理解して置いても損は無い。
なお、このサイトでは殺菌剤と書くことが多いので指摘無用。

薬局やホームセンターで手軽に購入できるのは以下のもの。
   ・ピューラックス
   ・ブリーチ
   ・キッチンハイター
 
必ず、界面活性剤が添加されていないモノを選んで下さい。
界面活性剤が入っていると殺菌時に泡立って扱いにくくなるし、 安定した培養の為にも余分な成分がない方が望ましいです。
また、ほとんどの商品で次亜塩素酸ナトリウムが5〜6%含有と表示されていますが、 塩素分は時間が立つにつれ発散し濃度が勝手に低下するので、 通常は10%強ぐらいの濃度のモノが販売されています。
従って次亜塩素酸ナトリウムが0.5%ぐらいの殺菌溶液を作ろうと思ったら 15〜20倍ぐらいに薄めると良いでしょう。
植物体が弱い食虫植物の場合、殺菌溶液が濃いのは致命的。
薄すぎるときは殺菌時間を増やせば良いのだから。

なお、塩素分に弱いもの為に過酸化水素水(オキシドール)、 手や器具拭き用のエタノールも準備して置きましょう。



 
<= 試薬の写真
・過酸化水素水(オキシドール)
・ピューラックス(飲料水等の消毒薬)
・燃料アルコール(アルコールランプ用)
・消毒用アルコール(無水アルコール)
 

 

 3) ハイポネックスは1つじゃない。



「ハイポネックス」は、N−P−K(窒素・リン酸・カリ)と微量元素からなる園芸用の肥料で、 植物栽培をしている人で知らない人はいないでしょう。

用途によって”N−P−K”の比率が違っていることを御存知ですか?

現在、もっとも基本的な”6.5−6−19”を使っていますが、 植物によっては変えた方が良いかも知れません。



 
<= 粉末ハイポネックスです。

右に移っているのは、水や農薬が植物に馴染みやすくなるようにを混ぜ込む展着剤「ダイン」です。
 

 

 4) 寒天は信州名物



伊那食品工業は寒天のトップメーカー。
http://www.kantenpp.co.jp/corpinfo/profile/shaze.html

食用から研究者用いるものまで幅広く製造販売している。

現在、寒天を何から作っているかは知らないが、元々はテングサという海藻から作っていました。
海のテングサがなぜに信州?と思われますが、 冷涼な気候がテングサから寒天を製造するのに良いので製造元が発展したそうだ。

研究用の良い物には不純物が少なくホントに透明に見える寒天もあるのですがが、 家庭での培養は食用で充分。
他のメーカーのものでもいいから粉末状のものにしましょう。棒寒天は非常に使いにくい。

ちなみに色つきの培地を作るには食紅を混ぜよう。



 
<= 粉末寒天です。

おやつに食べてしまうことも出来ます。
 


「キッチンでやる、あやしい無菌培養」
&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&〜&

top